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[Comp] DVD-RAM on Linux
の続き。
そういうわけで、カーネル再構築である。
方法は、
linux-users
に載っていることが判明済み。
そこで、Doc-CD Volume 4をマウントし、linux-usersのアーカイブを探し当てる。
インデックスは、mail*.htmlというファイル名らしいので、grep 'DVD' mail*.html
とすると、ずらっと出てきた。
Subjectを教えてくださいだの動きませんだのとせず、DVDと入れてくれた投稿者、
ならびにhtml化に際してEUCコードにしてくれたアーカイブ作成者に感謝。
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作業開始:
- ソース展開。Linux Japan 6月号付録CD-ROMより。
- HPT366対応パッチ。 kernel.org(のミラー)の、hedrickというとこ
から取得。/usr/src/linux で、patch -p1。
- scsi.cパッチ。 [linux-users:80078]<200102131407.XAA01438@capella.freemail.ne.jp>
に添付。/usr/src/linux/drivers/scsiにてpatch --dry-run -p0してみたら
あっさり当たるようなので、当てる。
- UDFパッチ。
sourcehoge
sourceforgeのlinux-udf
から取得。見るからに2.2.18用だが、/usr/src/でpatch --dry-run -p0してみたら
やっぱり当たるので当てる。
- make xconfig。 前回Store Configuration to Fileしておいたファイルを
Load Configuration from File。
UDF file system supportはFilesystemsの中にある。
最後まで行ったらStore Configuration to File、Save and exitしてmake dep。
- make -j3 bzImage。 とりあえずXは終了してコンソールに落ち、コンパイラにメモリとCPUを与える。
もちろんmake modules, make modules_installも。
- 起動設定。 /bootにて、/usr/src/linux/arch/i386/boot/bzImageと/usr/src/linux/System.mapを
cpしてくる。
*1
*2
それからmkinitrd initrd-2.2.19-UR1smp 2.2.19-UR1smpでinitrdを作成。
私はliloブートローダをext2なFDに入れているので、それをマウント。
lilo.confもそこに入っている。defaultなところのimage, initrdを書き換え、
append="hdc=ide-scsi"を追加。
保存したらlilo -C lilo.conf。
@
さて再起動:
だめじゃー。
/dev/hcdとして認識はするものの、
/proc/ide/hdc/driverが(none)とかなっててマウント不可能。
そいでSCSI回りのドライバ(ide-scsi含む)がモジュールになってたのを
組み込みに変更する。
今度はscsi1がSCSIエミュレータとなり、DVD-RAMもプローブされるのだが、
ディスクが入っていると、パーティションテーブルを表示するところでフリーズ。
ディスクが入っていなければ、230MB MOと同様にREAD CAPACITY failedとなって
続行するのだが、ディスクを挿入してマウントしようとしたり、/dev/sdXとして
読もうとしたりすると覿面にフリーズである。
なじぇですくゎ〜(;_;)
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ところで:
- man patchすると、 当たるかrejectされるかを判定するだけでファイルを書き換えない
-Cオプションというのが出てくるが、
実際はそのようなオプションはなく--dry-runだった。
patch --helpで確認しよう。
- Netscapeで.gzなファイルを取ると、gzip圧縮のまま.gz接尾辞が取れた名前で 保存されることがあるようなので要注意。
*1: System.mapが必要かどうかは不明。
また、/bootにはmodule-infoというファイルもあるがこれも必要かどうか、
どこから持ってくるのか不明。
*2: /usr/sbin/installkernelというスクリプトを発見。
System.mapへ律儀に/bootからシンボリックリンクを張ってるのもこれだった。
ブランチ:冷凍ピザ、コーヒー
夕食:牛ホルモンと茄子と人参と玉葱と馬鈴薯と榎茸の煮込み・醤油味
以上、1 日分です。